バイク教習日記(25)さあ、いよいよ卒検!

卒業検定

12月4日

10月中旬から通い始めた教習所でしたが、本日はいよいよ卒業検定です。

1段階では、無限ループのように、いつまで経っても進歩しない状況に苛まれた時期もありましたが、やっと卒検までたどり着けました。

気持ちに余裕を持たせたいので、教習所へは早めに到着。

1回で決められれば良いけど、自信満々ではなかったので、2~3回ぐらいで受かればいいかな、というぐらいの気持ちで臨みました。

受付で証明写真などを提出して手続きを済ませ、名前を呼ばれてから書類を受け取り、2階の教室へ移動しました。

教室には10名以上の教習生がいたので、「こんなに今日受けるの!?」と思ってしまいましたが、そのほとんどが四輪の受験者でした。

やはり二輪は少ない

二輪受験は私を含めて3名。

2人とも60歳をオーバーしている感じのおじさん。

どちらも教習期間には一度もあったことのない人でした。

「今日の二輪は1コースです」と発表。

1コースのほうが若干シンプルなので、良かったかも。

注意事項などのレクチャーを受けたあと、二輪の受験生だけいつもの二輪の待合所へ移動。

試験の前はトイレ

申し合わせたわけではありませんが、3人とも途中でトイレに寄りました。

並んで小を済ませてから待合所へ向かいました。

プロテクターを付けながら、おじさんから「緊張しますねー」と話しかけられました。

緊張しているようには全く見えないんですけどね。

私は「そうですね」としか応えられず。

緊張している証拠か……。

試験官登場

「卒検」と書かれたゼッケンを着用し、試験官に書類を渡し、受験の順番を伝えられました。

中型受験のおじさん・私・小型受験のおじさんの順。

前の人が急制動を終えたら、次の人はスタートへ向かうように指示されました。

私と小型のおじさんは駐輪所の前で待機して、中型のおじさんの走行を見守ります。

「心臓バクバクですよー」と小型のおじさん。

そんなふうには見えないのですが。

先のおじさんの走行はあっという間に進み、急制動を済ませたので、私は指示どおりスタート地点へ向かいました。

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いざ、卒検スタート!

さあ、いよいよです!

不思議と悪い意味での緊張はなく、いつもの教習とあまり変わらない気持ちでスタートできました。

しかし、平均台の手前でニュートラルに入ってしまったり、急制動では後輪から音が出るほどロックさせてしまったり、この日の走行は決して順調とはいえない出来でした。

極め付きは、踏切からゴールに向かう際、ゴール地点に何故か四輪が停車していたこと。

こんなことは想定外。

四輪の受験生がエンストしてしまったのでしょうね。

想定外のことで判断がつかないのなら、停車して待つべきなのに、私はゆっくり進もうとしていました。

それの様子を察した試験官から、「止まって」と指示を受けてしまいました。

試験中に試験官から指示を受けてしまうなんて!

その後、四輪が移動してから、右折してからゴール。

勿論、ゴールでの降車手順など、最後までキッチリやりましたが、さっきの四輪の件で頭の中では「不合格確定」の文字が点灯。

プロテクターを外し、2階の教室へトボトボと足取り重く戻りました。

教室に入ってからは、「もしかしたら受かっているかも」という甘い考えを打ち消すように努めました。

「卒検ダメだった場合は、補習があるんだったかな?」とか、「補習を受ければ、次は受かるだろう」とか、「まあ、出来が悪かったのは確かだし、こういう日もあるさ」とか、「帰ったらまた、今日の反省点を自転車で練習しよう」とか……。

今日のことは諦めて、早く頭を切り替えて次に備えたかったのです。

結果発表

残りの受験生も揃ったところで、二輪の受験生だけ廊下へ呼び出され、受験の順番どおりに試験官の前に並びました。

「お疲れさまでした。本日の卒業検定の合格者は2名です」

それを聞いた瞬間、両サイドのおじさん2名が合格したんだな、と思いました。

ところが、不合格は小型のおじさん。

「???」

試験官から急制動やニュートラルのことは注意されましたが、結果は合格。

採点は多分ギリギリの70点だったのではないかと思います。

その後、応接室で卒業証明書を受け取り、交付手続きの説明を受けたので、間違いではないことは確認できました。

しかし、合格の手応えを強く感じられないままの卒業。

教習期間中は正直辛かったので、卒業はもう少し実感できるものにしたかったのですが……。

まあ、合格は合格。

甘んじて受け入れさせていただいたのでありました!

バイク免許ゲット!

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