Moon hooch、Too Many Zoozとニューヨークのストリートから出発したバンドを紹介してきましたが、今回のBrother Movingもそのひとつです。
2012年7月30日に通行人によって撮影された、ユニオンスクエアでのライブ映像がYouTubeに投稿され、多くのアクセスを集め注目を集めました。
キャブ・キャロウェイの大ヒット曲「Minnie The Moocher」を演奏するBrother Movingの動画が上がそれです。
さっき見たら、なんと再生回数は2千万回を超えていました。
Brothers Moving
2008年にニューヨークで結成されたBrothers Movingは、Esben Knoblauch(リードボーカル、ギター、カズー)、Aske Knoblauch(リードボーカル、リードギター)、Simon Knoblauch(カホン)3人兄弟とNilsSørensen(ベース)によって結成されたデンマークのバンドです。
ブルース・ロック・レゲエ・フォークなどを基調とし、多くのカバー曲といくつかのオリジナル曲を演奏しています。
Roxanne (The Police) @ Grand Canyon
Bob Marley・Bobby Mcferrin・Steve Miller Band・Stevie Wonderなど様々です。
デンマークはストリートミュージシャンにとってあまり好ましい環境ではなかったようで、2009年にMUNY(Music Under New York)のオーディションに合格し、合法的に地下鉄の駅などで演奏できる権利を手に入れました。
「Brothers Moving」と「Autonomy」の2作のアルバムを発表しており、現在はストリートだけでなくクラブやフェスでも演奏、2016年にはロシアツアーも行っています。
最近の活動(2020-2021)
2020年にシングルの「TalkingtoYourself」をリリース。
カホンのSimonは脱退したようで、その後のライブでのカホンプレイヤーは流動的でしたが、現在はドラマーとしてLennartが加入。
きっとストリートからステージへの飛躍のためでしょう。
以下の動画ではドラマーを迎えた編成での演奏が確認できます。
上は2020年、故国デンマーク・コペンハーゲンでの演奏の模様。
凱旋帰国といったところでしょうか。
今年2021年は「Tea Room Sessions」をリリース。
Time To Go (Tea Room Sessions)
Since You Left Home (Tea Room Sessions)
2021年3月にはシングル曲として彼らの代表曲ともいえる「Minnie The Moocher」も配信されました。
コロナでライブバンドには厳しい状況が続いていますが、Brothers Movingならきっとまた新しい展開を見せてくれるのではないでしょうか。
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