教習日記を読んでいただいた方なら分かると思いますが、私は二輪教習を楽しく過ごすことができせんでした。
しかし、今振り返ると「そこまで辛いことだったのか?」と疑問に感じます。
心の持ちようで、もっと楽しく過ごせたはずです。
これから通う方には少しでも楽しく通っていただきたいな、と思って書いてみることにしました。
他の教習生と自分を比較せず、自分のペースで
課題がクリアできず第一段階のままなのに、あとから入学した人が先に第二段階に進んだりすると、自分はなんてダメなんだろうとか考えたりします。
特に私のような中年以降の教習生には、20代の教習生はなんの苦労もなく、スムーズにハンコをもらっているよう感じたり……。
でもね、これは勘違いです。
若い子も結構ヘタクソですし、苦戦している人も多いです。
逆に年配の人でも、普段から原付に乗っている人なんかは、ストレートで卒業したりします。
要は慣れです。
仮に上手い人がいたとしても、その人とあなたは何の関係もありません。
教習所に通う頻度も、バイクに接してきたこれまでの経験や環境もなったくちがうんです。
比較することに何の意味もありません。自分のペースで行きましょう!
指導員は選べないと思ったほうが良い
教え方が上手な指導員には引き続き習いたいし、自分と合わない指導員はできれば避けたいですよね。
最近の教習所では、指導員を指名できる所が増えているようです。
私が通った教習所にも指導員の指名制度がありました。
しかし、それは普通自動車のみです。
二輪の指導員は選べませんでした。
よその教習所に問い合わせたところ、二輪も指名登録はできる所もありました。
しかし、希望の指導員に当たる確率は低いそうです。
嫌な指導員は、どこの教習所にも必ずいると思います。
しかし、そんな指導員ばかりではないのも確かです。
指導員のことよりも、課題に集中しましょう!
教習所のルールに従う
技能教習を受けていて、公道での実際の走行を考えると「少し変では?」と感じることがあるでしょう。
また、指導員によって言うことが違うといった場面もあるでしょう。
各教習所のローカル・ルールのようなものも、あるかもしれません。
貴方は教習所にずっと通い続けるわけではありません。
教習期間中はそこのルールに従いましょう。
それが賢明です。
指導員も人間
はい、当たり前ですね(笑)。
指導員の言動や態度に腹が立ったりすることもあるでしょう。
私もありました。
指導員も人間なので、間違うこともあります。
たまたま貴方の担当になった日だけ、何か他の原因でイライラしていたのかもしれません。(迷惑な話ですが)
しかし嫌な指導員でも、課題ができてさえいれば、わざわざ落とすなんてことはありません。
教習期間は最長でも6ヶ月です。
余程忙しい人でない限り、そんなにかかる人は稀でしょう。
教習期間なんて、過ぎてしまえばあっという間です。
気にせず淡々と課題だけに取り組んで、さっさと卒業してしまいましょう。
お金の余裕は、心の余裕
教習所はストレートで卒業できないと追加料金がかかるシステムです。
これ、厄介ですね。
「オレが補修なんてくらうと思うか?」ってぐらい自信満々の人には関係ない話でしょうけど。
できえば、財布と相談せずに教習所へ通いたいものです。
ちなみに私が通った教習所の追加料金は下記のとおりでした。(すべて税別)
内 容 | 料 金 |
---|---|
追加の技能教習 | 3,600円 |
卒業再検定 | 5,000円 |
技能教習キャンセル料 | 1,000円 |
技能検定キャンセル料 | 2,000円 |
私は卒業までに、補習を4回受けたので、本来なら14,400(3,600×4回)の追加料金が必要でした。
幸い、入校時に「安心パック」に申し込んだので、追加料金は一切かかりませんでした。
「5,000円キャッシュバック」と「安心パック」の二択でしたが、「安心パック」を選んでおいて良かったです。
おそらくどこの教習所でも、「安心パック」に似たようなものがあると思ういます。
懐具合が心配な人は入校申し込み前に問い合わせてみてください。
若者の二輪離れもあり、どこの教習所も毎月のように「割引きキャンペーン」などを実施しているはずです。
お得な情報があるかもしれないので、ネットで調べてから申し込みましょう。
できれば手袋とシューズは用意したい
ヘルメットとプロテクターは教習所で貸してくれますが、手袋は持参しなければ教習は受けられません。
教習所のパンフレットには、手袋は「軍手でも可」と書かれていると思います。
私も最初は、滑り止めのゴムのイボイボがついた100均で買った軍手を使っていました。
しかし、第一段階の途中であきらめてグローブとシューズを買いました。
手袋はバイク用のもののほうが安全で、クラッチ操作も容易だと思います。
ちなみにバイク用品は、ホンダの販売店などといった、いわゆる町のバイク屋さんでは売っていません。
郊外にあるようなバイク用品店か通販で購入することになります。
私も電車とバスを乗り継いで調布まで買いに行きました。
免許を取得してバイクに乗るのであれば、グローブとシューズは必要です。
無駄にはなりません。
ヘルメットはあとで
ヘルメット持参の教習生もいました。
原付に乗っていて、すでに持っているのであればそれで良いと思います。
しかし、ヘルメットの種類は多様です。
視界もそれぞれ違うので、購入は卒業後のほうが良いと思います。
ネットを使う
便利で親切なサイトがいろいろあるのでどうぞ。
たかがバイクです
初めてのことや慣れないこと対して、誰でも多少は緊張するはずです。
バイクなんて自転車にモーターとオイルタンクを取付けただけのものです。
原付スクーターに乗っている人からすれば、それに変速が付いただけのものです。
大きいです。
重いです。
身長によっては足が着きにくいかもしれません。
でも、それだけ。
転倒しても大丈夫です。
教習所では時速40キロしか出しません。
指導員のいう通りにしてれば、大ケガをすることなんてまず無いでしょう。
公道でコケると危険ですが、教習所は安全です。
とにかく通う
「バイクに乗りたいなんて、免許取りたいなんて、思うんじゃなかった!」
補修の連続で、こんなふうに思うほど、教習所に通うのが嫌になる時があるかもしれません。
また、仕事や家庭の事情で時間が取れず、教習期間のリミットが迫った場合も、そのように感じるかもしれません。
そういう時は、免許取得よりも教習所へ通うことを目標してみましょう。
最悪の場合、免許は取れなくても仕方ありません。
でも、とにかく教習期間6ヶ月は通い続けると決めるんです。
子供の頃を思い返しても、自転車に乗れたのはある日突然でしたよね?
続けて反復練習していれば、そのタイミングが降ってきます。
残念ながら6ヶ月で卒業できなかった場合でも、笑えるネタとして披露することもできます。
お金は支払ったのだから堂々と通いましょう。
どんな結果になっても、その期間は無駄にはなりません。
どうぞ、楽しんでください!
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