ベランダ自然農やってます(前編)

プロフィールに「ベランダで野菜を育てている」書いておきながら、そのことについて全く書いていなかったので、そろそろ書いていこうと思います。とりあえず去年のお話。

大規模修繕工事

去年の春は住まいの大規模修繕工事の関係で、ベランダが例年どおり使えなかったこともあって、春播き野菜の計画がなかなか立てられずにいました。(例年も行き当たりばったりではあるのですが……)

マンションの大規模修繕工事中はベランダには物を置けないので、工事説明会の時点では、プランターや土をすべて処分しなければいけないかも? という状況でしたが、工事業者と住民の話し合いの末、敷地内にプランターの仮置き場を作ってもらえることになりました。

仮置き場は日当りが悪く、強風(ビル風)にさらされる場所でしたが、春の野菜作りをおこなう環境は整いました。

苗作り

仮置き場に置いたポットに播いた野菜は下記の6種類。

  • イエローパーフェクション(中玉トマト)
  • ブラックチェリートマト(ミニトマト)
  • サニーレタス
  • バジル
  • 小松菜
  • 和綿

和綿は野菜ではありませんが、以前から興味があったし、知人から種を分けてことができたので、それも播いてみました。

小松菜

サニーレタス

バジル(ブレてますスミマセン!)

ブラックチェリートマト

仮置き場には他の世帯の植物も置かれていましたが、野菜を育てているのはうちだけ。食べられた方が楽しいと思うんですけどね。

大規模修繕工事終了

長い長いと思っていた修繕工事も7月にはほぼ完了。ベランダへ野菜たちを戻しても良いという連絡が工事業者から入りました。

畑へ移植するのを前提に考えていたので、残った2種類のトマトとバジルと和綿をベランダで育てることにしました。

「今夏も買わなくてもいいかも!」と思えるぐらい2種類のトマトは順調。今回初めてのバジルもまあまあよく育ってくれましたが、和綿は10粒以上播いて発芽したのは3つ。和綿は少しハードル高そうな感じ。

そしてベランダへ

プランターは4つなので、2つを綿、あとの2つをコンパニオンプランツであるトマトとバジルに振り分けました。

トマトは南米原産なので乾燥に強い野菜です。一方バジルは水耕栽培でも育つほど水分を好みます。

夏は土が乾きやすいので水を多めに与えますが、過度の水分はトマトには良くありません。その余分な水分をバジルが吸収してバランスを保ってくれるわけです。

発芽率が3割を切って少し心配だった和綿と、初めてのバジルは順調。逆に苗の状態では良かったトマトがに種類とも元気がなくなってきました。

ブラックチェリートマト

和綿

 

その後のトマト

昨年育てたミニトマトは、放置気味でもグングン大きくなってくれたので、簡単だと思い込んでいましたが、品種によって違いがあるようですね。特に中玉トマトはミニトマトよりも難しいというのがよくわかりました。

結果としては、ブラックチェリートマト・イエローパーフェクションともモザイク病にかかってしまいました。

若い枝を切り、挿し木も試してみましたがうまくいかず。土に菌が繁殖する懸念もあったので、受粉前に処分してしまいました。

トマトを挿し木したところ

その後のバジル

バジルも途中までは順調でしたが、夏の盛りを少し過ぎたあたりから、アザミウマという虫が葉の裏に繁殖し始め、食べられた部分が銀色に変色してしまいました。この被害はシルバリングというそうです。

バジルの葉のシルバリング(黒い小さな虫がアザミウマ)

バジルは脇芽を切って、それを土に植えて挿し芽でも株を増やすことができるので、その方法を試しましたが、すぐに新しい株にもアザミウマが現れ、イタチごっこの末に敗れてしまいました。

バジルの挿し芽(挿し芽直後はこのように元気がありませんが、根付けば大丈夫です)

幸いバジルは若い葉から順に収穫して食べていけるので、アザミウマの被害にあっていない部分だけをいただくことにしました。

一度に食べきれない量だったので、残った葉は乾燥バジルにして冷蔵庫で保存。現在もトマト料理の香り付けなどに使っています。

完成した自家製乾燥バジル(上に載っているのは乾燥剤です)

一気に読んでいただくには長くなってきたので、続きは後編として書くことにします!

 

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