前作『Pandora’s Pinata』が2012年なので、5年ぶりのアルバムになります!!
と「！」をつけて書いても、一体どれぐらいの人が反応してくれるのかわからないのですが……。
知らない人がほとんどだと思うので、とりあえずバンドの概要を書きます。
Diablo Swing Orchestra（ディアボロ・スウィング・オーケストラ）
2003年結成のスウェーデンの（一応）メタルバンドです。
短縮形は「D:S:O」と表記されているようです。
現在のメンバーは8名。
- Kristin Evegård（リードヴォーカル、ピアノ）
- Daniel Håkansson（リードヴォーカル、ギター）
- Pontus Mantefors（ギター、シンセ、ヴォーカル）
- Anders Johansson（ベース）
- Johannes Bergion（チェロ、バックヴォーカル）
- Martin Isaksson（トランペット、バックヴォーカル）
- Daniel Hedin（トランペット、バックヴォーカル）
- Johan Norbäck（ドラムス）
この編成からもわかるとおり、メタルなんて言葉で一括りにするのはもったいないぐらい、非常にバラエティに富んだサウンドが特徴で、アヴァンギャルド・メタルとか、スウィング・ジャズ・メタルバンドとか、果てはシアトリカル変態メタルバンドなって言われたりしています。なぜ「一応」と書いたのかおわかりいただけたことでしょう。
そのため、メタル系の音を聴かない友人に聴かせても、D:S:Oは好評です。
2005年からリードヴォーカリストを務めていた、Annlouice（アンルイス）は『Pandora’s Pinata（パンドラズ・ピニャータ）』発表後、オペラ歌手のキャリアに戻るため、2014年8月に脱退してしまいましたが、新たに、Kristin（クリスティン）が加入。
2014年にはシングル『Jigsaw Hustle』を発表。その後もライブ活動は東欧や南米でのツアーなど、精力的に継続されているようです。
こちらはベラルーシ共和国の首都ミンスクでのライブの模様。
Googleで「Diablo Swing Orchestra」と入力すると、予測変換の候補に「Diablo Swing Orchestra 来日」と出てくるほど、日本でのライブを期待しているファンは多いようですが、まだ実現していません。
2012年の『Pandora’s Pinata』は日本盤が発売されましたが、発売がヴィレッッジヴァンガード限定だったためか、その際のプロモーション来日もありませんでした。
さて、『Pacifisticuffs』の話に戻ります。
収録曲は下記の13曲。
1. Knucklehugs (Arm Yourself With Love)
2. The Age Of Vulture Culture
3. Superhero Jagganath
4. Vision Of The Purblind
5. Lady Clandestine Chainbreaker
6. Jigsaw Hustle
7. Pulse Of The Incipient
8. Ode To The Innocent
9. Interruption
10. Cul-De-Sac Semantics
11. Karma Bonfire
12. Climbing The Eyeball
13. Porch Of Perception
今月3日に発表された先行シングル『Knucklehugs (Arm Yourself With Love)』が1曲目。
これもちょっと変わった曲ですねー。でも、『Knucklehugs』のような飛び道具のようなの曲は、D:S:Oの特徴のひとつです。
2014年の『Jigsaw Hustle』（6曲目に収録）を聴いたときは、「耳触りの良いポップスになってしうんじゃないの？」という懸念もありましたが、『Knucklehugs』を聴いた限りでは、D:S:Oらしさは今回のアルバムでも期待できそうです。
Annlouiceの本格的なオペラティックな唱法とは違った、Kristinのキュートなヴォーカル聴けそうな予感。
メタルなどのラウド系の音からはしばらく離れていましたが、とりあえず12月8日を待ちます！
コメントを残す