昨年２月から自然電力株式会社と契約していました。
原発に依存せず環境負荷を減らすのと同時に、費用面での節約も考えての選択。
ウェブで30分毎の電気使用料がグラフで確認できるのも便利でした。
自然電力からのメール
新年１月７日に自然電力から１通のメールが届きました。
タイトルは「【自然電力】日本卸電力取引所（JEPX）電力取引価格高騰に関する重要なお知らせ」
火力発電所が利用するLNG（液化天然ガス）の不足と、寒波による暖房用電力需要の急増で「電気を買う費用」が高騰しているとの内容。
自然電力では、その時々の「電気を買う費用」に基づいて価格設定をしているので、私たち消費者の電気料金が通常の２〜３倍、もしくはそれ以上になる可能性があるとのお知らせでした。
12月の電気料金
12月（使用期間10月10日〜11月9日）の電気料金は13,524円。
使用量は583kWh。
１年のうちでは多く使ったほうですが、家で仕事もしているわりには良い金額だと感じていました。
12月の３倍だとすると40,572円ですが、まずそんなことはないだろうと呑気にかまえて、翌８日に届いた第２報メールもスルーしていました。
自然電力からの３通目のメール
１月10日に第３報が届きました。
それには解約料金は発生しないことや、他の電力会社への切り替え方法が個人の顧客番号や供給地点番号なども含め具体的に書かれていて、その文面からやっと“ただ事ではない状況”を感じ取りました。
問題の日本卸電力取引所（JEPX）の電力取引価格を調べてみると、こんなグラフが。
jepxのグラフ
通常の約10倍の金額です。
これを見たときはかなりショックで、何かの間違いでは？ と考えてしまいました。
切替え候補探し
ここまで取引価格が高騰すると電気料金への影響が深刻なので、かわりの電力会社を探すことにしました。
安い料金ならどこでも良いといった切替え候補探しであれば簡単ですが、自然電力を選ぶ際にもいろいろと考えたし、東電（TEPCO）にはしたくありません。
楽天でんき・エルピオでんきなどに切替えたというツイートを目にしたけど、どちらも従来どおりの供給源で低価格をうたっている印象。
自然電力から４通目のメール
自然電力から第4報メールが届き、現時点の電気料金を確認できるよおうになったと書かれていたので、早速マイページで確認。
2020年12/10から2021年01/17の電気料金！
ご覧のとおり想像以上にとんでもない金額に……。
87295円なんて、もはや電気代ではなく家賃のレベル。
第4報メールには東電との差額に対して上限3万円の値引き対応と書かれていましたが、それでも約３万円。
●１日分の電気使用料
最も使用した1月11日は39kWh使用で6,229円。
前年の7月は１ヶ月で5297円だったのに。
1日で7月分を超えています。
1月11日 = 6,229円（39kWh使用）
直近の1月17日は23kWh使用とかなり少なめですが、1,678円。
前年の11月時点だと同じく23kWh使用で497円だったのですが……。
1月17日 = 1,678円（23kWh使用）
これら1日分の電気代ですからね。
自然電力が悪いわけではないけど、うちの家計にはインパクトが大きすぎます。
これ以上の損失を止めるために一刻も早く切替えなければ！
Looopでんき・みんな電力
Looopでんき、みんな電力の２社を見つけて思案。
基本料金０円が魅力のLooopでんきは、再エネ（再生可能エネルギー）に力を入れている割には、再エネ電源構成25%程度。
もう少し頑張ってほしいところ。
みんな電力はFITと再エネの合計で約80%。
有名ブランドや著名人と多く契約しているのもウリのようです。
料金は過去６ヶ月の取引価格から設定するので、自然電力ほど直ちに影響を受けることはなさそうですが、その先は不透明。
取り組みは魅力的ではあるけど、高騰の懸念は拭えないかも。
パルシステムでんき
再生可能エネルギーに尽力していて、料金が固定のところ……と考えていたところ気づいたのがパルシステムでんき。
FIT＋再エネ合計で85.5%。
卸電力取引所への依存は２%なので、卸価格による料金の変動も少ない見込み。
原発事故で農業ができなくなった地域で太陽光やバイオマス発電をして支えているのも魅力です。
発電地域を応援するため料金は東電と同等の設定ですが、2021年３月末まで１年間５%引きのキャンペーン中ということで問い合わせてみることに。
１度目の電話では次の検診日まで切替えはできないという話でしたが、２度目の電話で６日後に可能という返事をもらえました。
この間に対応が変更されたようです。
みんな電力と少し迷いましたが、パルに決めました。
申込完了
うちの検診日は15日なので約１ヶ月先になってしまうところでしたが、今週中にはなんとかなる見通しが立ちました。
今回の事態でも自然電力との契約を続行する世帯がどの程度いるのか？
自然電力を含めその他の新電力の今後はどうなるのか？
いろいろと気になるところではありますが、まずは危機回避。
初動が遅れて大きな損失を招いてしまいましたが、とりあえず料金と再エネを考慮した切替えが手続きができたかなといったところです。
ふーーーー。（ため息 & 汗）
コメントを残す